日記

「わしにゃ今の若者の悩みはわからんが君はまだ少年の一人旅だ
時間はいくらでもある」


お久しぶりです、鈴木オート社長・鈴木孫惣(マゴゾー)です。密かに再開。マゴゾーを知らない人でも読んでいいよ。



最近、某プロ団体に所属してる方が、自分のブログのおかげでその団体をクビになった、というような話を聞きました。いや実は経緯をよう知らんもんでありまして、間違ってたらごめんなさい。

まあとにかくおれちゃん方面にはそういう感じに伝わっております。

たぶんその団体のとった処分は、規約とかそうゆう観点からは「スジの通った」ものだったのでしょう。別にことさら大騒ぎするような事件でもないんだろうし。

しかしながら、いち麻雀ファンとしてのおれの感想は「アナルちっさ!」以外に思いつく言葉がありません。アナルちっさ!


得意の昔話ですんませんが、おれが麻雀プロになった頃、プロ連盟(あら言っちゃった)という団体は他団体に比べてかなり異質な存在でした。少なくとも、おれが所属してた最高位戦という団体とは大きく違ってた(ように思った)。

我々がやれネクタイ着用だの鳴いた牌を持ってきてから打牌だの半荘一回2時間かかるだのってやってるときに、彼らは短パンにサンダルでサンドイッチ食って喋りながら対局してました。これはヒドい例の組み合わせだけど。

んで、とにかく強かった。他団体のタイトル戦だろうが出版社主催のタイトル戦だろうが、勝つのはいつもプロ連盟の選手だった。なんつーか少年ジャンプの連載第1話に出てくるハチャメチャな主人公つーか。「普段乞食だろうがなんだろうが麻雀強い奴がエラい」みたいな序列がなんとなく存在してたように思えた。


もちろんそんなもんが素晴らしいわけねえし、当時としたって時代錯誤もはなはだしい。けれども、そういうところにある種の憧れを抱いていたりもしたわけです。野武士集団みてえな。

だからね、こんくれえのことでいちいちクビだとか騒がねえでほしいんですよ。もっと「悪い」奴いっぱいいたじゃん! 来るもの拒まずでいろんな奴がいっぱいいて、その玉石混交からノシ上がってくところだったじゃん! 楽しそうだったじゃん!


言うまでもなく、こんなもんはおれの個人的ノスタルジーに過ぎません。ノスタル爺。当時は格闘倶楽部もないし、外面を気にする必要だってあんまりなかったのでしょう。それでもさ、なんつーかおれの好きだったプロ連盟はもうなくなっちまったのかなあ、なんてね。なんて思ったりするのです。そんなセンチメンタルなお年頃なのさ、32歳っつーのは! もうヤケクソなのでどんどん嫌いになってください!